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2014年第41号より2013年第32号より

【ワークプレイスメント(有給型就業体験)関連情報】

~東洋カーマックス株式会社の事例~ 
寄稿)ナジック学生情報センターグループ

 「トータルカーマネジメント」を核として車に関わる様々なビジネスを展開する東洋カーマックス株式会社は、人材採用の多様化を図るため2013年度から「ワークプレイスメント」を導入しています。2年目となる2014年度の目標は、事業についての新しい発想を学生と一緒に探求する場を創ることで、同社の魅力を高めることを目指しています。「新しいことはガソリンスタンドの周りでできる」との見地により、スタンドは単に給油の場ではなく「新しい空間創りの場」として、学生には会社の魅力に触れてもらい、会社にとっては若い社員の新しい発想を引き出す場にしていくため「ワークプレイスメント」の活用を考えています。
 社内の活性化のためには、若手社員の考えや発想を上司が受け止めることが必要ですが、上司と部下との関係では若手社員が自分の考えを主張するのは難しいものです。このような事態を解消するため、学生とのやり取りの中で、若手社員が自然に自分の意見や発想を出す環境作りもワークプレイスメントのねらいのひとつとなっています。
 2014年度は自社にあった学生の採用に繋げるだけでなく、若い社員の活性化を目的としてワークプレイスメントの活用を考えています。

※ナジック・アイ・サポートが取り組むワークプレイスメント
 (https://www.nasic-is.co.jp/isupport/isuppo/careerSupport/temporaryWorker.html

 東洋カーマックス株式会社:1963年に設立され、給油・洗車などの車両サービスステーション事業やパーキング事業などを中心に展開しています。

2014年第40号より2013年第32号より

【北海道 成長戦略フォーラム 開催報告】

2014年3月31日(月)、札幌市内にて、北海道商工会議所連合会、札幌商工会議所及び札幌市の主催により、「成長戦略フォーラム〜これからの北海道成長への視座」が開催され、寺島が「世界潮流と北海道の活性化」をテーマに基調講演を行いました。

<講演概要>

 国土のグランドデザインから北海道を捉える前提に、北海道の人口は、2050年には現在の550万人から200万人以上も減少し、老年人口割合が25%程度から約51%に達する見込みがあることを踏まえる必要がある。こうした北海道の社会構造の変化を念頭に置き、その上で、戦略的な視座から北海道の将来に、いかに立ち向かっていくのかを考えるべきである。

  地域活性化のためには、工業生産力モデルに過剰依存することなく、高付加価値を創出する仕組みづくりが不可欠である。目指すべき姿の参考としては「シンガポールモデル」が挙げられる。同国は、医療ツーリズムや教育産業によって付加価値を創出するほか、LCC(格安航空会社)専用ターミナルの設置やユニバーサルスタジオ、カジノや世界最大の水族館などにより統合型リゾート(IR)を構成している。様々な知恵が政策として実現した成果である。

 北海道活性化に向けたキーワードは「移動」と「交流」である。また、観光を産業として成功させ、高付加価値化を図るためのひとつの方策として、ハイエンドのリピーターを惹きつけるための装置が不可欠である。地域にふさわしい統合型リゾート(IR)を構想していくために、地域ごとの知恵を凝縮していくべきである。

2014年第39号より2013年第32号より

【寺島実郎出版記念講演会 開催報告】

2014年3月4日(火)、東京・日本工業倶楽部にて『リベラル再生の基軸―脳力のレッスンⅣ』出版記念講演会とレセプションが開催されました。

<講演概要>

 「脳力」(のうりき)とは南方熊楠が使用した言葉で、「物事の本質を考え抜く力」のことである。この言葉に触発されて「脳力のレッスン」の連載を始めたのは、9.11直後の世界を考察するためであった。本著に収められた論稿は、3.11の衝撃を受け、自らの思考を見つめ直す過程から生まれたものである。

 「リベラル」で必要な全体知に挑むには、世界を総体として把握する「グローバル・ヒストリー」の視点が有効である。この視点から、17世紀オランダ論を通じて「近代」の考察を深めている。近代とは、①民主主義の確立、②資本主義の成立、③科学技術の進展、がもたらされる時代である。「リベラル」とは、近代の功罪をともに踏まえながら、近代を否定せず真剣に向き合う態度のことである。
 日本の民主主義は、国民が主体的に獲得したものではなく、十分にその意味を理解しているとは言い難い。国家主義への回帰がみられる現在、デモクラシーの真価が問われている。
 資本主義については、マネーゲーム化している現状のものではなく、実体経済に根差し、勤勉・努力という価値観を大切にして産業基盤の形成に努め、国民の幸福を追求した原点を忘れてはならない。
 「リベラル」という態度で科学技術、特に原子力を考えると、必ずしも反原発ではない。原子力に依存しないエネルギー体系を志向し、世界に向けて脱原発の主張をするためにこそ、原子力の技術を保持する必要がある。
 「リベラル」の概念を再構築するためには、経済分野に関連している人たちが日本の現況に危機感を抱き、協力していく必要がある。

【リベラル再生の基軸―脳力のレッスンⅣ】(岩波書店)

  

 

2014年第38号より2013年第32号より

【TOKYO イノベーションリーダーズサミット】
(寄稿)ナジック学生情報センターグループ 

 1月29日(水)、大企業とベンチャー企業の提携やM&Aといったオープンイノベーションを促進するためのイベント「TOKYOイノベーションリーダーズサミット」が経済産業省後援・松島みどり副大臣出席のもと開催され、大企業約100社とアーリーステージのベンチャー約500社が参加しました。
 イベントでは、約2時間の中でベンチャー企業が1社3分間の持ち時間で大手企業経営者に対し、新たなビジネスの創出に向けたプレゼンテーションを行いました。
 また、ナジック学生情報センターグループ、ナジック・アイ・サポートが募集した約100名もの学生がイベント運営に貴重な役割を果たしました。有給型インターンシップ「ワークプレイスメント」のプログラムで派遣された学生は、都内36大学の学部1年生から修士2年生までを含み、みねるばの森ゼミナールに出席した学生にも参加いただきました。
 参加学生からは、「貴重な体験になった」「ベンチャーの熱意の籠ったプレゼンに感動した」「大企業の厳しいフィードバックに仕事の厳しさを痛感した」などの感想がありました。学生の真剣で機敏な対応や企業間の会話を興味深く熱心に聞き入る様子は、多くの企業参加者から好感をもって受け入れられ、学生参画型のイベント運営においても高い評価を得ました。
 本イベントを契機として、参加企業600社に対して未来創造型就業体験「ワークプレイスメント」の展開を図っていく予定です。
 

【TOKYO イノベーションリーダーズサミットウェブサイト  http://www.dreamgate.gr.jp/jsn/ 】
  

2014年第37号より2013年第32号より

【多摩大学 「社会工学研究会(インターゼミ)」のご紹介】

 毎週土曜日、寺島文庫ビル3階にある多摩大学サテライト教室には、多摩大学の2学部と大学院から34名の学生が集まります。彼らは「社会工学研究会(インターゼミ)」のメンバーであり、寺島学長をはじめ13名の教員の指導を仰ぎつつ、5班に分かれてそれぞれのテーマを研究しています。
 各班は1年間を費やしてフィールドワークと文献研究等を行います。昨年12月には研究発表を行い、現在は最終論文を執筆中です。インターゼミは、外部専門家や関係者とも連携しつつ、世代を超えて熱い議論を重ねていく「創造的問題解決能力」の鍛錬の場といえます。(執筆協力・多摩大学学長室 高野智氏)

【2013年度 各班のテーマ】
・アジアダイナミズム班
  「日本とユーラシアの交流―飛鳥寺を手掛かりに―」
・多摩学班
  「『三多摩壮士』はなぜ生まれたのか?-自由民権運動にみる多摩のDNA-」
・サービス・エンターテインメント班
  「顧客・従業員満足度に関する考察―多摩大生が企業を選ぶ際に最重視すること-」
・地域班
  「湯河原の地域活性化―介護者うつへの提案」
・環境・エネルギー班                     
「スマートユニバーシティ構想―環境を考える学生の育成、地域への発信と貢献-」

※各班の最終報告は多摩大学ウェブサイトに掲載予定。 
 



【多摩大学と帝塚山大学による大学間連携】
     
 
 2010年に多摩大学と帝塚山大学が「学術交流に関する包括協定」を締結以来、学生の交流が活発に行われています。2013年10月28日・29日には、多摩大学インターゼミ・アジアダイナミズム班(金美徳教授、バートル准教授と学生6名)と、帝塚山大学(鷺森浩幸教授、清水昭博准教授と学生4名)の両校で合同ゼミ「東アジアのなかの飛鳥寺」を初開催しました。
 多摩大学からは「日本とユーラシアの交流-飛鳥寺を手掛かりに-」、帝塚山大学からは「吉川真司『飛鳥の都』について」と題し研究成果の報告がなされました。さらに多摩大学インターゼミ・アジアダイナミズム班は、飛鳥寺をはじめ多くのフィールドワークを実施、実際に自分の足で古代にアジア・ユーラシアとの交流が行われた地に立ってそれぞれ想いを馳せていました。今後も同様の合同ゼミが実施される予定です。
 ※詳細な活動報告は、多摩大学・帝塚山大学の公式ウェブサイトをご覧ください。



【帝塚山大学 特別公開講座】

 
 2013年11月29日(金)、大阪商工会議所国際会議ホールにて、帝塚山大学特別客員教授を務める寺島実郎を講師に迎え、「世界の中の日本 - 我々はどこへ進むべきか」をテーマに特別公開講座が開講されました。毎回多くの聴講者にご参加いただき、特別公開講座としては今回で8回目となりました。次回は2014年度前期の特別公開講座として2014年6月14日に開講予定です。
※募集要項等は、帝塚山大学公式ウェブサイトに掲載されますので、是非ご覧ください。(http://www.tezukayama-u.ac.jp/