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2014年第40号より2013年第32号より

【北海道 成長戦略フォーラム 開催報告】

2014年3月31日(月)、札幌市内にて、北海道商工会議所連合会、札幌商工会議所及び札幌市の主催により、「成長戦略フォーラム〜これからの北海道成長への視座」が開催され、寺島が「世界潮流と北海道の活性化」をテーマに基調講演を行いました。

<講演概要>

 国土のグランドデザインから北海道を捉える前提に、北海道の人口は、2050年には現在の550万人から200万人以上も減少し、老年人口割合が25%程度から約51%に達する見込みがあることを踏まえる必要がある。こうした北海道の社会構造の変化を念頭に置き、その上で、戦略的な視座から北海道の将来に、いかに立ち向かっていくのかを考えるべきである。

  地域活性化のためには、工業生産力モデルに過剰依存することなく、高付加価値を創出する仕組みづくりが不可欠である。目指すべき姿の参考としては「シンガポールモデル」が挙げられる。同国は、医療ツーリズムや教育産業によって付加価値を創出するほか、LCC(格安航空会社)専用ターミナルの設置やユニバーサルスタジオ、カジノや世界最大の水族館などにより統合型リゾート(IR)を構成している。様々な知恵が政策として実現した成果である。

 北海道活性化に向けたキーワードは「移動」と「交流」である。また、観光を産業として成功させ、高付加価値化を図るためのひとつの方策として、ハイエンドのリピーターを惹きつけるための装置が不可欠である。地域にふさわしい統合型リゾート(IR)を構想していくために、地域ごとの知恵を凝縮していくべきである。