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   2009年4月に開設して以来、「寺島文庫」は寺島実郎の文献の集積や知的生産・発信の場であるだけでなく、時代に積極的に関わろうとする仲間の情報交流、知的相互啓発の拠点となってきました。

  論語にある「北辰の其の所に居て、衆星のこれに共(むか)うがごとし」の言葉のように、寺島文庫には志の高い人々が集い、様々な研究会、勉強会が開催されています。現在まで、アジア・ユーラシア研究会、ロシアなどの地域研究会、メディア・報道関係者の勉強会やアジアからの留学生で日本での起業などを試みている経営者の勉強会などそれぞれ特徴をもったクラスター・付加価値が生まれてきました。

   その寺島文庫に新たな付加価値が加わりました。1600年代、1700年代に刊行されたヨーロッパ人による日本に関する書籍、日本近代史において重大な影響を与えた2人の米国人による直筆サイン入り著作など。そこで、寺島文庫では寺島自身が世界中で収集したこれらの収蔵物を紹介する「寺島文庫ミニツアー」を開催することとなりました。歴史的にも貴重なこれらの収蔵物を皆様にも是非ご覧いただければと思います。お申込み方法等につきましては、下記をご参照下さい。




<収蔵展示品の一部ご紹介>

◆イザベラ・バード 『Unbeaten Tracks in Japan』 1880年刊

英国出身のイザベラ・バードが西南の役翌年に、横浜から東京、日光、会津、新潟、秋田、津軽、北海道へと北日本を巡る3ヶ月の旅行を果たし記した旅行記。

北海道では複数のアイヌ集落を訪れ、食生活から宗教観に至る民俗風習について、直接見聞したことを詳細に記述しています。序文で「西洋の影響を少しも受けていない地方で、私は、日本人とともに暮らし、日本人の生活様式を見てきた。(中略)私の得た経験は、今までの旅行者のものとはかなり大きく異なるものがあった」と述べているように、ただ新奇ものとして描写するのでなく、精緻な社会科学的観察眼によって捉えられた文明開化初期の日本像は、今なお示唆側面を備えています。
◆ イマヌエル・カント 『永遠平和のために』 1795年初版初刷本

本書はカント(1724-1804年)が、主著『純粋理性批判』、『実践理性批判』、『判断力批判』を完成させ、71歳に達していた晩年に永遠平和を祈念して著した書籍。

本書の本文は2章から成っており、第1章では「国家間の永遠平和のための予備条項」が述べられ、続く第2章で「国家間の永遠平和のための確定条項」が述べられます。
カントの著作に通じる「批判的思考」は、ある面で反権威主義的側面を備えており、自由な思想を祈念し、思索を深め続けたカントの言論活動や思弁性は、それこそが「脳力のレッスン」と呼べるものかもしれません。
◆モンタヌス 『日本誌』 1669年刊 オランダ語初版本

本書は、海外で日本事情を1冊の本に纏めた文献としては最古であり、1669年にオランダ語で刊行されました。戦国期から江戸時代初期までのおよそ1世紀間の日本を、地理や歴史、政治構造、文化や宗教、風習に至るまで詳細に描写しています。

本書の刊行翌年には、英語・独語・フランス語訳版が出版されました。極東に位置する神秘の国・日本に対するヨーロッパ人の関心の高さが窺い知れます。このように本書は、欧米社会における日本イメージ形成に大きな役割を果たしたのでした。

◆ケンペル 『日本誌』英語版 1727年ロンドンでの初版本

エンゲリベルト・ケンペル(1651~1716年)はドイツ人で、文献学、歴史学、地理学、医学、哲学の大家。
1684年に東インド会社に入社し、1690年からの2年間長崎出島オランダ商館の医師として日本に滞在しました。その間に二度商館長に随行して江戸参府を経験し、徳川綱吉謁見の記録も残っています。日本に関する人文歴史、社会科学、自然科学に至る多様な資料を持ち帰り、これが『日本誌』の草稿となりました。その後、彼の死後ケンペル・コレクションを購入した英国王の侍医が国王献呈のために『今日の日本』として出版されました。
 1801年(享和元年)、長崎の通訳であった志筑忠雄が本著を『鎖国論』として翻訳したことから、「鎖国」という言葉が誕生しました。当時ロシアの接近(1792年ラックスマンが根室へ)を背景に本書の付録第6篇を翻訳したもので、「当皇国を鎖すべき」という表現が使われています。
   
◆ペリー提督 『日本遠征記』  1857年刊
 (ペリー提督直筆サイン入り書状付き)
◆ダグラス・マッカーサー元帥 『回想記』初版本
マッカーサー元帥直筆サイン入り)

1853(嘉永6)年江戸時代の浦賀に来航し、日本の開国に大きな影響を与えたペリー提督の『日本遠征記』。1857年に刊行された限定百冊のうちの一点で、特製革張装丁の本作にはペリー直筆サイン入りの書状が添えられ展示されています。

1964年に刊行された、ダグラス・マッカーサー元帥の自筆サイン入り『回想記』初版本。寺島文庫内ではマッカーサーが戦争終結のため東京湾上の戦艦ミズーリ号で行われた降伏文書サインに使われた「パーカー製万年筆」のレプリカと共に展示されています。

◆米国大統領の直筆サイン入り著作

  

■The Strategy of Peace
J.F.ケネディー(1917~1963年)が1960年に上院議員として出した歴史的な著作。「アメリカの使命についての確信」という有名な前がきから始まる。

■Where's the Rest of Me? The Ronald Reagan Story
R.レーガン(1911~2004年)がカリフォルニア州知事就任前の1965年に発刊した自伝(共著R.G.Hubler)。

リチャード・ニクソン著
『Real Peace - A Strategy for the West』

1969年に第37代アメリカ合衆国大統領に就いたニクソンは、1983年に発刊された本著において、冷戦当時における米・日・西欧の密度の濃い「西側同盟」を提案し、日本や欧州はただ経済力や軍事力の面で米国に依存するのではなく「頭脳力(brain power)」をもって役割を果たすべきだと述べています。

◆「オランダ東インド会社 発行コイン」 ◆「幕末のコーヒーカップ」

オランダ東インド会社(Vereenigde Oostindische Compagnie: オランダ語)の略称「VOC」と書かれ、同社が発行していた。 長崎にて寺島が入手した幕末のコーヒーカップ。
コーヒーは、オランダ商館が平戸から長崎・出島に移された1641年(寛永18年)以降に伝来したと言われています。
◆「牛車置物」
 推定年代紀元(AC)200 年前後(後漢時代)
  
この牛車の置物は後漢にあたる紀元200年前後の作品といわれ、卑弥呼が邪馬台国の女王であったとされる時代(188~247年)と重なります。この牛車は江戸~明治期に中国より日本に渡り、1800年以上の時を経て、現在、寺島文庫に展示されています。    

※ 上記は収蔵展示品のほんの一部です。
   他に、歴史的、文化的にも貴重な収蔵品や寺島の発言にも登場する人物、歴史的出来事に纏わる貴重な収蔵品が数多くございます。
   是非、ご参加ください。


◆開催概要・応募方法
 

1.日程・会場
 日程: 
※次回日程が決まり次第、お知らせ致します。 

 会場:寺島文庫ビル

    ※ 集合場所 : 文庫Caféみねるばの森 (寺島文庫ビル1階へのアクセスは こちら
    ※ 駐車場のご用意はございません。予めご了承ください。


2.ツアー概要

①個人

 予約の要否: 事前予約制
 実施日時: 平日18時まで  ※応相談
 所要時間: 1時間から1時間30分程
 料金: 御一人1,500円(税込/軽食・ドリンク、資料集付き、ガイドによる説明あり)
         → 料金は当日現金にてお支払いください。
 お申込期限: ご希望日の7日前まで


②団体(5名以上)

 予約の要否: 事前予約制
 実施日時: 土曜日午前または午後の1回 ※応相談
 所要時間: 1時間から1時間30分程
 料金: 御一人1,500円(税込/軽食・ドリンク、資料集付き、ガイドによる説明あり)
         → 料金は当日現金にてお支払いください。
 お申込期限: ご希望日の14日前まで

 

3.注意事項

 ・写真撮影、録音等はご遠慮願います。
 ・カフェ以外の館内でのご飲食はお断りいたします。

 

4.お申込み方法

 ・下記お申込みフォームより事前予約をお願いします。

 ・お申込受付後、事務局より確認のご連絡をいたします。


 ※日程が決まり次第、受付再開致します。



5.お問合せ先

 寺島文庫ミニツアー事務局     
 Email : This email address is being protected from spambots. You need JavaScript enabled to view it.